東京医科歯科大学歯科同窓会学術部対内講演会
TMDU白熱教室
◀Top

第50回TMDU白熱教室開催後記

第50回TMDU白熱教室

『歯科医師が知っておくべき睡眠時無呼吸症の基本―診断 検査 治療方針から口腔内装置の留意点までー』

  • 東京医科歯科大学部分床義歯補綴学分野非常勤講師 犬飼周佑先生
  • 2019年9月7日開催
  • 第50回TMDU白熱教室は『歯科医師が知っておくべき睡眠時無呼吸症の基本―診断検査 治療方針から口腔内装置の留意点までー』と題しまして東京医科歯科大学部分床補綴学分野非常勤講師、犬飼周佑先生にご講演いただきました。
    第50回TMDU白熱教室
    2時間という短い講演時間にも関わらず睡眠時無呼吸症の診断、原因から口腔内装置の治療の流れ、副作用そして医科歯科連携について、さらには犬飼歯科における臨床例と、まさにフルコースの内容を簡潔かつ丁寧に語っていただきました。
    1時間当たりの無呼吸数+低呼吸の回数(AHI)20以上では、保険適用される経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)。CPAPが携帯は難しいこととや装着が苦手な患者もいるため、口腔内装置が選択されることもあります。しかし口腔内装置は、顎関節症状を伴うことがあり、効果には限界があること((あくまで解剖学的上気道狭小化にだけに効果を示すもの)などもよく理解しておかなければなりません。
    欧米諸国に比べ極端に睡眠時間が短いといわれる日本。睡眠負債という流行語もありました。睡眠というキーワードは、今後ますます目にも触れ耳に届く機会が増えるでしょう。健常人と比べ合併症のオッズ比で高血圧は2倍、心疾患は2~3倍、脳血管障害4倍といわれる睡眠時無呼吸症の患者。診療室に来られる方々の中にいる隠れた睡眠時無呼吸症の患者に私たちは気づかないといけないかもしれません。